| さわのはな物語 |
はじめに
幻のお米として知る人ぞ知る「さわのはな」は昔々山形県生まれたお米す。このお米は今から50年も前に育種されたお米で、デビュー後すぐにササニシキにその場を奪われ世の人の口に入らないで無くなっていったお米なのです。当時作っていた農家達は今でも「あの米はうめぇがった」と口をそろえて言うお米!未だに自分で食べるお米は「さわ」じゃないと・・・とひそかに作っている農家も実はいるんです。それは種子生産を10年もしていないのに、なぜか農協含めお米の業者さんはなぜかさわのはなの買い取り価格を発表していることが裏付けています(自家用のお米の多い分を出荷しているということ)。こんな面白そうなお米、私が興味を持たないわけがありません。早速30aの田んぼで栽培することとなったのです。 |
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さわのはなの誕生
さわのはなは昭和24年農林8号を母親にabcを父親として誕生しました。この「さわのはな」の両親は良く見ると良質米の条件といわれる東の「亀の尾」、西の「朝日」を先祖に持ち、さらにはおいしいお米として代表される「コシヒカリ」と同じような系譜をたどっているのが大きな特徴です。(よく知りたい方は→系譜へどうぞ)この素性の良さはマズイわけが無い!と私は確信しました。 |
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なぜ消えていった!1(時代背景)
そんな素性の良い「さわのはな」!何で消えるの?っと思ったでしょう。コシヒカリ物語で話していますが、そうの当時はお米は日本中の人が安定して主食を食べることが出来るように国がすべてお米を管理していました。さわのはなという名前のお米でなく米は「米」だったのです。農家としてはうまいから高く買ってくれるわけでなく、「山形のお米は○○円で買います」という状態。そしたら農家はたくさんとれるお米を作りたくなるよね?コシヒカリは度重なる偶然から世に認められるお米となったけど、さわのはなはその偶然に合わなかったのです。かわいそうに・・・ (参考 お米の歴史・コシヒカリ物語) |
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なぜ消えていった!2(農家にとってのさわのはな)
農家にとってのさわのはなはその当時としては多収性があり注目の品種だったと言われています。ただ一番の問題はお隣の宮城県で時を同じくして、ササニシキが作られたのです。このササニシキ玄米品質・収量性で「さわのはな」をしのぐ性質を持ち山形では県内で作られたさわのはなを奨励品種にしたけど、ササニシキも奨励品種にせざるおえない状況だったのでしょう。農家達はこぞってササニシキを作付けしたのでした。 |
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なぜ消えていった!3(お米屋さんにとってのさわのはな)
お米屋さんにとってのさわのはなはあまり評判がよくないのです。まずお米の外見が悪い・次に米質がやわらかく精米時の歩留まりが悪いのです(搗き減りするのです)。
詳しく話しましょう。お米屋さんはこの産地のこのお米はこれくらいで買取します。という情報を元に後はお米の外見を見て判断します(これがお米の等級です)。元から外見の悪いさわのはなは残念ながら等級が落ちやすい・・・ましてや気候条件・追肥の量で乳白粒(お米の芯が白くにごる現象)が発生しやすくなるさわのはなは、第一印象から問題ですね。じゃ次に精米してみては?というとこれもまたお米自体が他のお米よりやわらかいので、精米機の調整を上手にしないと必要以上に玄米の皮を剥きすぎてしまうのです。普通は玄米を精米すると9割分の精白米が出来上がるのですが、さわのはなはもっと減ってしまいます。大量にお米を扱うお米屋さんは1%や2%の歩留まりが下がるのは大問題なのです。 |
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なぜ消えていった!4(まとめ)
結局さわのはなはお米を扱う人の手で消えてしまったのです。いえ消してしまったのかもしれませんね。消費者の方が食べたくないといっている訳ではないのです。食管法という時代背景に、農家が作る気が無くなり、扱う業者さんが嫌がり、ほとんど消費者に知られる前に消えてしまったのですね。 |
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さわのはなの優れたところは?
悪いことだらけのさわのはな、少しはいいところあるんでしょ?んーそれは「味」のみ!今の時代お米を食べる消費者の方はそれだけで十分だよね?さわのはなの食味の大きな特徴は、さめても粘りがあって飽きさせない深い味わいと食感を持っていること。ただモチモチ感重視の現代のお米は、一部の消費者から「重い!」といわれる傾向にあります。お米を知り尽くした農家の自家用米としてひそかに作られているさわのはなは、食べ飽きしないおいしさを持つ裏付けでしょう(農家は自分でブレンドしませんからね:ブレンド米)。農家だけがおいしい物を食べているのはズルイぞ! |
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さわのはなはこれからが勝負!
お米の管理を国がしなくなってきている今、これからが「さわのはな」の時代でしょう。お米は何でも同じなんていう人は今の時代誰もいませんよね?さわのはなのダメなところは、お米を知り尽くした農家が自分で販売すればほとんど可決出来るハズ!まさに産地直送型のお米でしょう。みなさんのお口に合うかどうかはまずちょっと食べてみよう →さわのはなの購入 |
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| 参考文献:「さわのはな」 著 鈴木多賀・さわのはな倶楽部 発行 ひなた村 |